ノーベルバイオケアジャパン品川研修室にて
日頃の臨床の中で、スタッフ一同インプラント治療を受けて頂く方に
『長く維持をして頂くために歯周病の予防』についてお話をさせて頂
いております。
今回のセミナーは、まさに予防についての話でした。歯周病菌を検査
し、天然の歯の予防と合わせてインプラントの予後の安定を図る。
大切な考え方だと思いました。
『インプラントの被せも物が外れない』などのトラブルが起こった場
合にも、患者さまに負担をかけずに対応できるシステムの実習も行っ
て参りました。
しっかりとしてシステムの整っているインプラントメーカーは、歯が
入った後の処置に対しても器具、システムのフォローが充実している
ので安心です。
『磨こう!活かそう!衛生士力~Oral Health Literacyをあげよう~』
昨今、口腔内の衛生状態がよくないと、糖尿病以外にも様々な全身疾患を引き起こす原因になることが分かってきております。
Oral Health Literacyとは歯科口腔内の健康に対して情報を理解・整理し活用する能力の事です。
私たち歯科衛生士だけでなく、患者さま皆さまのOral Health Literacyがあがることにより、皆さまの健康が維持されるよう今後もお手伝いをさせて頂けたらと思います。
「3カ月間隔で来院して頂ければ、多少の歯肉の炎症や、歯石の沈着などの問題があっても骨吸収や付着の喪失はほとんど起こさない マイナーな問題がでても、メジャーな問題には発展しない」
という研究報告を知りました。
皆さまが上手に私たちと付き合って頂き、大切な歯や健康を支える一助になれればと思います。
インプラント治療の未来予測 10年後は? -問題点と方向性ー
現在も、CADCAM技術が歯科の治療にも応用されていますが、最先端技術の可能性として『AI(人口知能)』についてのお話がありました。
術前の診断や、手術をコンピューターが行う日が将来は来るのでしょうか?
臨床は生もので、多くの勘所があるのでなかなかコンピューターによる診断、処置が確立するかどうかは現状で見通しがないようです。
現在の臨床においては勘所をおさえながら、技術を上げていけるよう研鑽していこうと考えました。
DNAチェアサイドソリューション
「歯科医院と患者さんとのつながりを強くする チェアサイドからはじまるコミュニケーション創り」
全スタッフで参加して参りました。
著名なドクター、歯科衛生士や、ご存知の方も多いかと思いますが「メンタリスト」のDaiGoさんによるコミュニケーションの講演でした。
もう一つ、私がこのセミナーで聞きたかったのは、
福岡県のみらいクリニックの内科医今井一彰先生の『あいうべ体操』と同フットケアセンターの湯浅慶朗先生の『ひろのば体操』のお話。
『あいうべ体操』は多くの人が習慣的に口呼吸で暮らしてしまっている事実を知りました。「あ・い・う・べ」の動きで口周りや、舌の筋肉をトレーニングし口呼吸の改善(本来あるべき鼻呼吸の習慣)をするメソッドです。身近なところでは「風邪・インフルエンザ」などの予防、ケースによっては「アトピー」や「歯並び」の改善も認められるようです。高齢者の死因にもつながる誤嚥性肺炎の予防や、唾液の分泌を促す作用もあるようなので口渇でお困りの方にもおすすめ出来るかと思います。
『ひろのば体操』は姿勢の源は足指にあるという概念で、足指をひろげて+のばすメソッドです。私たち歯科医院での従事者は、偏った姿勢での診療が原因で「腰」「肩」「首」などの不調を招くことが多いところです。日常から良い姿勢を保ち、健康的に過ごしていきたいところです。
一般的な腰や首、ひざの痛みなどに対するストレッチなので不調を感じている方はお試し頂ければと思います。
スタッフ一同、上記のメソッドを試しています。
受付に冊子を置かせていただきますが、お試しになる際不明なところがあれば、受付、歯科衛生士、院長に直接ご質問頂ければと思います。
歯周病と全身疾患学習会
「糖尿病・歯周病・慢性腎疾患のただならぬ関係」
「歯周病は全身疾患関連性疾患として捉え診断治療する」
糖尿病と歯周病の相関性の認知は徐々に広がりつつあるかと思いますが、口腔内の細菌が原因で「高血圧」「心筋梗塞」「リウマチ」などの全身疾患の原因になっていることが分かっています。
コントロールができない進行した歯周病や根尖性歯周炎の歯を放置すると知らぬ間に体の中で違う病気を引き起こしてしまうのです。
お口の中の健康から、皆様の体の健康の一助になるよう、診断、治療、予防にスタッフ一同取り組んでまいります。
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